「おーい!し・し・どっ!」
「あ?何だよ?」
「お腹すいてない?」
「・・・腹減ったな。」
「じゃあさ!何か食べに行こー!」
部活帰りのアイツは危険
部活が終わって皆が帰る頃、俺は
に会った。
「家帰って、何か食えばいいじゃねぇか。」
「宍戸の家はさぁ、何か食べ物あるかもしれないけど、私の家はほとんど無いのよ。」
そー言えば、
って一人暮らしだったような・・・
「作れば良いじゃねーか。」
「めんどくさい。」
「・・・お前、めんどくさいばっか言ってるよな。」
「・・・宍戸に向かって、今日言った回数は一回だよ。」
「数えてんのかよっ!」
「・・・まぁね。」
は極度のめんどくさがりや。
何かあればすぐ「めんどくさい」と言う。
「どーでも良いけどさぁ、食べに行こうよっ!」
「・・・俺は遠慮するぜ。」
「アンタが遠慮したら私一人で行かないといけないでしょ!」
「別に良いじゃねぇか。」
「寂しいじゃん!」
「・・・うるせぇよ。」
「誰の所為だよ。」
「元はと言えばお前の所為だ。」
「うっ・・・。」
「激ダサだな・・・。」
も馬鹿だよな・・・。
つーか、食べに行くって何処に食べに行くんだよ・・・。
「
、食べに行くって何処に食べに行くんだ?」
「おっ?やっとその気になってくれましたかァ!」
「なってねぇよ。」
「ちぇっ・・・んー、そうだねェ・・・ファーストフード店で良いんじゃない?」
「良いんじゃないってなぁ・・・!」
「で、行くの?行かないの?」
「・・・しょうがねぇ・・・行ってやる。」
「良し!」
俺が行くと言った瞬間、アイツはすっげー嬉しそうな顔をした。
・・・ガッツポーズまでしてたし・・・。
嫌な予感・・・
「オイ!行くんなら早く行くぜ。」
「待ってー!!」
とりあえず、着いて注文したけどよ・・・アイツ、あんなに頼んで金あんのか?
「モグモグ・・・美味しいっ!」
「良かったな。」
すげーな。
、全部食いやがったぜ・・・。
「満足ー!さ、宍戸、帰ろっ!」
「お前、金は?」
「え?・・・宍戸の奢りでしょ?」
「んな事言ってねぇ!」
「・・・私、財布持って来てないし。」
・・・何なんだよ・・・コイツ。
「ありがとねー!宍戸ー!!」
あんな嬉しそうな顔されると怒れねぇだろ・・・。
「また、奢ってねぇー!!」
「奢るわけねぇだろっ!!!!!」
「奢ってくれたって良いじゃんか!」
「良くねぇ!俺だって、金ねぇんだよ!」
・・・跡部みてぇに金持ちじゃねぇんだよ・・・。
つーか、
って、金持ちじゃなかったのか・・・?
とりあえず、今日、分かった事・・・
部活帰りのアイツは危険
(今度会ってもぜってぇ食いに行かねぇ・・・!)
後書き――――――――
坂田様!一周年おめでとうございます!
そして、大変遅くなってすみませんでした・・・!
しかも何なんだ・・・この夢小説・・・
一周年記念なのに・・・!
最低だな、俺。
坂田様、申し訳ありません・・!(土下座)
これからもサイト運営頑張って下さい!
応援してます!!!!!
高月亮子
2006/02/18
青空の向こうに・・・の高月亮子さんから一周年記念として頂きました。
UPするのが遅くなって申し訳ありませんでした・・・(汗)
こんなに素敵な宍戸夢をどうもありがとうございました!
私もヒロインのようにめんどくさがりやなので親近感が湧きました(笑)こんな役回りの宍戸さんも素敵です。
本当に本当にありがとうございました!! 06.02.25. 坂田明那